白梅学園高等学校

SCHOOL INFORMATION

2年:生物実験

2年生の生物では実験をしています。

1つは「アルコール発酵」。

コウボ菌(イースト)にエネルギー源となる砂糖を与えて、嫌気条件(空気の無い条件)においてあげると、酸素を使わない呼吸であるアルコール発酵を行って、その結果二酸化炭素とアルコールを生じます。

キューネの発酵管という器具を使って行いました。コウボの匂いをかいで、「パンみたいな匂いがする」と言っていました。パン作りもコウボ菌が働いています。身近な食べ物にも科学が潜んでいるのですね。

最後に発生した気体が二酸化炭素であることを確認するために水酸化ナトリウム水溶液を加えて振ると、指が引き込まれてビックリしていました。

 

 

もう1つは「光合成色素の分離」。

植物の葉に含まれる光合成に働いている色素を抽出・分離しました。ホウレンソウの緑色の葉の中にも、緑色系(クロロフィルaとb),黄色系(カロテン・キサントフィル類)が入っていることがわかりました。

秋になると、イチョウなどではクロロフィルが分解するので黄色の色素が目立って「黄葉(これも“こうよう”と読みます)」になります。カエデなどでは、そこにさらに赤い色素(アントシアニン)を作るので「紅葉」になります。今年は暑い日々が遅くまで続いたので、黄葉&紅葉の色づきは悪いようですが、日増しに葉の色も変化してきています。ここにも科学が潜んでいます。

 

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