白梅学園高等学校

SCHOOL INFORMATION

6/30 理科の実験(生物)

2年生物の実験は「根粒の観察」。

ダイズなどマメ科の植物は、地下の根に根粒菌という細菌が共生した「根粒」という粒々をつけています。

この根粒菌は、空気中の窒素を直接アンモニアに固定して栄養分を作り出して植物に与え、逆に植物から光合成産物をもらって、持ちつ持たれつの関係を作っています。

校内の中庭で身近に見られるクローバー(シロツメクサ:マメ科)の根を掘りました。生徒たちはスコップ片手に久しぶりの土仕事を嬉々として行っていました。その後、掘り取った根を洗って、根粒の数を数えたり、形態を観察しました。1つの植物の根に85個ついていたのが最大でした。普段気にも留めない足元に、こんな世界が広がっているのですね。

 

中庭の芝生に広がって… 久しぶりのスコップ 根っこなんて普段見ない
土を落として洗ってみると… よく見ると小さな粒々がある

 

《おまけ》

昔はよく早春の田畑にレンゲ畑が見られました。これは「緑肥」といって、マメ科植物のレンゲ(ゲンゲ)を先に蒔くことで、土の中に窒素を取り込んで肥料として利用していたのです。合成肥料を使うようになって、見ることがほとんどなくなりました。

 

 

 

 

 

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