白梅学園高等学校

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校長室だより 1年2組 迷う?5文型の授業 第103号

2026年10月 8日 00:00

 10月3日(土)、1年2組の英語コミュニケーションⅠの授業を参観した。
E先生はチャイム前から教室に待機している。チャイムとともに、生徒たちは「お願いします」と声をそろえる。E先生が「前回、何をやったか覚えていますか?」と問う。生徒からは「5文型」(?)とつぶやきが出る。E先生が続ける。「5文型のプリントをやってグループで話し合いましたね。(提出されたプリントを見ると)ちょっと怪しいので、再びグループをつくって、司会者がプリントを取りに来てください。」「今日の目標は、文型を見分けられるようにすること。次回に20点満点のテストをやり、18点以上で合格とします。」
 5つの文型が電子ボードに板書される。
 1文型 S+V
 2文型 S+V+C
 3文型 S+V+O
 4文型 S+V+O1+O2
 5文型 S+V+O+C
 ここで、Sは主語、Vは動詞、Cは補語、Oは目的語を表す。
先生が質問をする。「第2文型の特徴は?」ある生徒が自主的に「S=Cとなること」と答える。こうして、第3文型はS=Oとならない、第4文型はO1=O2とはならない、第5文型はO=Cとなることが確認される。これらを手掛かりにして成り立つか、成り立たないかを判断していくのである。グループで3分間話し合い、指名された順番にグループごとに解答を言う。
 与えられた英文が何文型かを答え、その後、Sは何、Vは何、Cは何かを言うのである。
例えば、She became a famous doctor. は、Sheとa famous doctorとがイコールであるから第2文型S+V+Cであり、SがShe、Vがbecame、Cがa famous doctorとなる、という具合だ。
 My grandmother told me a wonderful story. は、meとa wonderful storyとがイコールではないので、第4文型S+V+O1+O2となる。
 こうして10数問の英文の文型が明らかになっていく。最後は、第4文型の英文が与えられたとき、前置詞を使って第3文型の英文に書き換える問題である。例えば、He gaves me some advice.であれば、He gaves some advice to me.となる。E先生が「giveグループの動詞はtoをもってきます。」と確認する。その他にも、「buyグループの動詞はforを使う」とのことだ。例えば、She cooked her family a delicious dinner.であれば、She cooked a delicious dinner for her family.となる。その後、2問ほどの解答が確認される。


 グループを活用することの利点は、「グループの人たちのおかげでプリントの問題解答が進んだと感じる生徒が多い」ことと言えるようだ。先生からそれを問われて、挙手する生徒が多い。グループ内でお互いにお礼を言って、元の席に戻る。いい関係だ。
 ところで、生徒たちはこの5文型がわかると、どのようなことに生かされると感じているのだろうか。それとも、パターンとして記憶すればよいと感じているだろうか。5文型がわかるということは英文の構造を理解しているということだ。大学入試問題では、長文の中に下線が引かれた長めの英文があって和訳が求められるものもある。そのときに、5文型が理解できていると、生きてくるのではないか。つまり、英文の構造を読み取る力につながるのではないか。また、英作文をつくるときにも、役立つ。例えば、「私は彼を幸せにした」を英文にすることを考えよう。彼=幸せ、であるから文型はS+V+O+Cの第5文型となる。それを英文にすると、I made him happy.となる。
きっと学年が進むにつれて生徒たちに見えてくるものが広がっていくと思う。その時まで、基礎の積み重ねあるのみだ。

(共学共高とは:本校のディプロマポリシー(育てたい生徒像)の一つで、「共に学び、共に高め合う」生徒の姿を表す)

第103号 1年2組 迷う?5文型の授業 令和8年10月7日発行

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