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2024年3月27日 18:28
自然科学部は3月に2つの学会に参加し、日頃の研究をポスター発表してきました。
一つ目は神戸の神戸国際会議場で行われた「第65回日本植物生理学会年会・高校生生物研究発表会」で発表しました。例年のこの会には40チームほどが参加するのですが、今回は33校70演題214名の生徒の参加がありました。
白梅は『♪鳥もが色にだまされていく 構造色で擬態の果実 ~ヤブミョウガのだまし種子散布~』というタイトルでした。本校では楽しく研究をしていて、このタイトルは昨年度大ヒットしたYOASOBIのアイドルをもじってつけています。当日、会場の女子高生たちには少しバズっていました。
ヤブミョウガという野生植物の果実が、構造色という特殊な性質で鳥を引き寄せて食べられることを、モデルを作ったり、トレイルカメラでの撮影・観察を用いて調べました。アリと鳥がでてくる研究なので、カチューシャをつけて発表しました。
当日は多くの研究者・高校生に聞きにきていただき、貴重なコメントをたくさんしていただきました。
発表後に表彰式があり、本校は学会の重鎮の先生方が選ぶ「サイエンスアドバイザー賞」をいただくことができました。部長の廣田陽世さんが壇上で表彰を受けました。おめでとうございます。
二つ目は品川の東京海洋大学で行われた「令和6年度日本水産学会春季大会・高校生発表」で発表しました。
この会では54校76演題が発表されました。
白梅は夏に研究した『まるで海の宝石箱や~! ~光る海藻のHow疑問とWhy疑問を解く~』を発表しました。この発表にもたくさんの方に聞きにきていただき、また他の高校の生徒さんとの交流もできました。
結果は受賞にはいたりませんでしたが、大変貴重な経験をすることができました。
今回の発表を次の研究にも活かしていきたいと思います。
今回、このような貴重な機会をいただきました日本植物生理学会ならびに日本水産学会の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。