白梅学園高等学校

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理科の実験(ミクロの世界)

2022年11月17日 10:53

この日の1・2時間目は3年保育・教育系クラスの「科学と人間生活」。身近な微生物の観察をしていました。理系ではないので久しぶりに使った顕微鏡での観察やスケッチを楽しんでいました。

酵母菌(イースト菌,パンや酒作りに用いる)やコウジカビ(子嚢菌の仲間,味噌や醤油の製造に用いる)シイタケ(担子菌の仲間,英名はShiitake mashroom)を材料に観察を行いました。「もやしもん」や「はたらく細胞」など、ミクロの生物を題材にした漫画も多くあります。実物やその働きにぜひ興味を持ってほしいですね。

4時間目は1年生の「生物基礎」。授業で学んだDNA(デオキシリボ核酸)を直接野菜や果物から取り出す抽出実験を行いました。この授業には校長先生も参加しました(校長だより37号)。ブロッコリーをつぶしてつぶして、抽出液(水+洗剤+食塩)を加えた後にアルコールを加えて取り出しました。使った材料や器具のほとんどが家庭にもあるようなものでした。まさにキッチンサイエンスです。取り出したDNAは白いモヤモヤしたものでしたが、ちゃんと酢酸カーミン溶液で染まりました。さらに、バナナやジュース(オレンジ,グレープ,トマト)、納豆からも取り出すことが出来ました。この実験で行われた手順等にはどんな科学的な内容が含まれているかは、次回の授業でみんなで考察していきます。

DNAってよく聞く言葉で実態を見ることはありませんが、実際に物質として取り出すことができたことに生徒たちは興味を持っていました。さて、他にもどんなものから取り出せるでしょうか?やってみたいものがあったら、ぜひ生物室に持ってきてください。

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