白梅では授業研究週間が設定されており、その期間で各教科から選ばれた教員が研究授業を行う「ピックアップ授業」というものがあります。

この日は地歴公民科の先生が、特別選抜コース日本史の授業を行いました。テーマは「文治政治」。江戸幕府が文治政治へと転換し行った政策と幕政の安定との関係について、資史料を通して,殉死や生類憐みの令を考察し,その狙いを理解する内容でした。授業の中では、いろいろ考えさせる発問があり、生徒たちは周りと対話をしながら、質問に答えていました。武内校長の推進する「生徒間に対話のある授業」が実践されていました。

筆者（昭和世代）の高校時代の歴史の授業では、年代を覚えて、事項を追う注入型授業でしたが、今ではその歴史的な出来事について深く考えさせるものに変わってきているのだと、同じ教員ながら感心しました。