白梅学園高等学校

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入学おめでとうございます(その4):理事長告辞

2022年4月 8日 17:32

理事長告辞

 

新入生の皆さん、白梅学園高等学校への入学、おめでとう。晴れて、本学園高等学校の1年生となった皆さんに、心から祝意と歓迎の意を表します。

 

保護者の皆様、本日一段と成長されたお子様の姿をご覧になり、さぞ、感慨を深くされていることと存じます。お子様の高校進学を心からお慶び申し上げます。

 

先月、義務教育を終えた皆さんは、自らの意思で高校への進学を選択しました。これから始まる高校生活においても、自らの責任で、多くの選択をしていかなければなりません。

高等学校の3年間は、女性としての多様な社会参加の形を、自ら選択していく営みなであると言えます。それぞれの節目で間違いのない選択、後悔しない選択をするための自己教育の場であり、自らの目標や夢の実現に向けて立ち向かう努力の日々が、高等学校の3年間です。

 

そして、本学園での学びは、「自分らしさ」や「個性」を磨き、「自分とは何者なのか」を確認していく旅でもあります。「自分らしさを確立する」ということは、「自分にしかない」ものを身に付けることであり、「得意とする分野で自信を付ける」ということです。

これから始まる学校生活は、学びながら、「自分とは何者なのか」を確立させていく3年間でもあることに、深く思いを致してください。

 

ところで、白梅学園は私立学校です。私立学校には「教育理念」「建学の理念」というものがあります。学校を創るとき、この学校は社会にどういう貢献をしたいのか、あるいはどういう人間を育てたいのかを考えて学校を創るのですが、その考えが、教育理念・建学の理念というものです。

白梅学園建学の理念は「ヒューマニズム」です。この白梅学園で学ぶということは、建学の理念である「ヒューマニズム」を身につけるということでもあります。

 

「ヒューマニズム」は、一般的には「人道主義」「人文主義」と訳されますが、「ヒューマニズム」という言葉には、多様で深い意味があります。私がこの学園の皆さんに身つけてもらいたい「ヒューマニズム」とは、「自分や他人の命を大切にする」「他人を思いやる」「他人に心配りをする」ということです。 

どうか皆さんは、自分らしさを追求すると同時に、自分と他人の命を大切にし、他人を思いやり、他人に心配りができる人になってほしいと思います。

 

皆さんの前には、洋々たる前途が広がっています。しっかりとした将来の目標設定と、たゆまぬ努力によって、明るい未来を手繰り寄せましょう。

未来は、自らの手で切り拓くもの、夢は自らの努力で実現するものです。

 

ご父母の皆様にお願い申し上げます。学園といたしましては、今後もさらなる教育の充実と教育環境の整備に努めてまいります。ご父母の皆様にも多くの点でご理解とご協力をお願いすることがあるかと存じます。暖かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げる次第です。

 

新入生の皆さんに、終わりにあたって、もう一言お願いしておきます。とにもかくにも、健康に気をつけて、元気に学んでください。

人は汗とともに強くなり、涙とともに優しくなります。この白梅学園高等学校の3年間で、より強く、そしてより優しくなってください。

皆さんの高校生活3年間が、豊かで実りあるものとなることを祈って祝辞とします。

 

 

令和4年4月8日 学校法人白梅学園理事長 井原 徹

 

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