学年に関係なく学習に参加できる「ＳＦＰ（２２世紀しらうめフロンティアプロジェクト）」を実施いたしました。

今回は『「ことば」とジェンダー』と題して、白梅学園大学の鬼頭七美氏にお越しいただき講話をしていただきました。鬼頭先生ありがとうございました。

SDGsの17の目標の4つ目に「ジェンダー平等を実現しよう」があります。2020年現在、日本では「達成の程遠い」目標の一つに分類されています。この講座では、明治時代の文学作品にあらわれている、言葉や表現による当時の男性・女性の区別からはじまり、現代でどんな場面で男性・女性が社会的に区別されている「ジェンダーバイアス」があると感じるかをグループ内で挙げたり、そういったことでどのような影響が起こっているのかを先生にお話しいただいたりしました。

国連開発計画（UNDP）が発表するジェンダー不平等指数（Gender Inequality Index：GII）は、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、国家の人間開発の達成が男女の不平等によってどの程度妨げられているかを明らかにする指数ですが、日本は189か国中19位(2020年発表）。これは良いと見ていいのでしょうか？いや、まだまだ改善すべき点はたくさんあるのです。ぜひ、周りの世界にも目を向けて、自分の頭でいろいろ考えてみましょう。