お知らせ 2020/04/24
遠隔学習指導の段階的実施についてのお知らせ
令和2年4月23日
保護者各位
白梅学園高等学校
校 長 青 山 彰
教育研究部長 神林真理子
遠隔学習指導の段階的実施についてのお知らせ
平素より本校の教育にご理解とご協力を賜わり、厚く感謝申し上げます。
臨時休業に伴い、お子様に長期の自宅学習をお願いしておりますが、これまで、本校では、緊急事態宣言が解除される予定の5月6日以降の教育活動の進め方について、検討と準備を進めてまいりました。
本日、5月7日以降方針について決定いたしましたので、以下にその概要をお知らせいたします。
遠隔学習指導を段階的に取り入れていくに当たっては、受講方法等について生徒の皆さんとご家庭に十分に連絡を取らせていただきながら、円滑に進めてまいります。
引き続き、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
【遠隔学習指導の段階的実施概要】
本校では休校中の生徒の学習活動を支援するために「さくら連絡網」での連絡や課題等の配送をさせていただきましたが、生徒たちの不安を解消し、学習の遅れを取り戻すために4月下旬よりインターネットによるホームルーム指導、学習指導を始めさせて頂くことに決定いたしました。
ただ、実施するためには生徒と教員双方にICTリテラシーの向上が求められますので、下記のように段階を踏みながらの導入、活用をさせて頂きたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
レベル1 4月13日~4月25日ころ
すでに配送された課題に取り組んでいただきます。
さくら連絡網でアンケートや連絡が届きます。
レベル2 4月27日ころ~5月6日ころ
1年生にはiPadが配送されます。同封されている基本操作の手引きにしたがい、iPadを起動させ、指示に従ってClassi と Metamoji にログインしていただきます。
2・3年生は各自の端末に従来のClassiに加えて新たにSchool Takt をインストールし、指示に従ってログインしていただきます。
その環境が整った時点で、担任の先生のClassi 等を用いたホームルーム連絡が始まります。また、生徒への課題がMetamoji(1年)やSchoolTakt(2・3年)を通して新しく配信され、生徒はそれを解くようになります。担当の先生方に質問することもできます。
レベル3 5月7日以降も学校が再開されない、または授業再開の見通しが立たない場合
Classi等による担任の連絡のほか、臨時時間割に従って教科担当の先生から各生徒に
Metamoji、 SchoolTakt で課題が配信されます。生徒はMetamoji SchoolTakt上で課題を受け取り、指定の時間内で解いていきます。授業担当の先生からテキストデータやパワーポイント、音声での説明があったり、模範解答が配信されたりします。映像はありませんが、だいぶ授業の形に近づいていきます。
レベル4 5月中旬以降も学校が再開されない、授業再開の見通しが立たない場合
レベル3に加えて、必要に応じて映像の授業も配信できるよう検討しています。動画の配信が始まりますので、ご家庭で動画を視聴するネット環境が必要となります。
レベル5 6月以降も学校が再開されない、授業再開の見通しが立たない場合
レベル3に加えて、必要に応じてzoom等を用いてリアルタイムで映像授業を配信し、生徒が授業を受けられるよう現在検討中です。出欠もその場で確認するため、正規の授業として扱うことになります。ご家庭で動画を視聴するネット環境が必要になります。
※各レベルの内容と実施時期はおおまかな見込みであり、担当教員の授業計画や科目の特性によって実施内容や実施時期が前後することがあります。例えば、早い時期から音声や映像による授業が始まる科目があったり、テキストベース(文章・プリント)による学習が続く科目もあったりします。ご理解の上、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
生徒の皆様、そしてご家族の皆様の命を守るための措置です。生徒の皆様はもちろん、私たちも未曽有の経験であり、失敗や試行錯誤があるだろうと思っております。保護者の皆様もご不安、ご心配はおありかと存じますが、この困難を乗り越えてこそ、生徒たちも新しい時代を切り拓く力が身につくはずです。また、他者を思いやり、力を合わせて困難に立ち向かうのは本校の生徒たちの優れた資質です。私たちはその力を信じています。