白梅学園高等学校

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白梅の自然:柿の木

白梅の構内にはいろいろな果樹があります。名前の由来であるウメだけでなくナツミカン,キンカン,ビワ,カリンなども生えています。

秋になると実をつけるのがカキです。カキは植物名としては正式には「カキノキ(学名:Diospyros kaki Thunb.)」です。構内のものは伸び放題なので、高い所に実をつけてしまい、私たちは取って食べることができません。今日も野鳥がついばんでいました。昔から、カキは取りつくさないで、少し木に残しておくとよいと言われています。一つは野鳥などの餌として、もう一つはお腹をすかせた旅人用のためです(昔は歩いて旅をしていました)。

さて、先日のニュースで「今年のカキは異常な形のものが多い」と言っていました。柿は4月下旬頃に発芽し6月上旬頃に開花すると言われていますが、その頃に高温になったり1日の気温差が大きくなると、植物にもストレスになって、変形した実ができてしまうという説もあります。しかし、味は変わらないということで、まだまだ原因は不明のようです。落ちていた実をよく洗って食べてみたら……ちょっと渋かったです。

帰り道にカキのオレンジ色の実を見つけたら、ちょっと形に注目してみてください。人間と同じく、カキも地球温暖化に無言で警鐘をならしているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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