白梅学園高等学校

SCHOOL INFORMATION

理科の実験(葉のスケッチとクロロフィルの測定)

1年生の生物基礎の授業で、観察と測定を行いました。先日、校内の植物の観察(フィールドワーク)を行ったので、今回は自分の興味ある葉を採取して、そのスケッチと中に含まれる光合成色素であるクロロフィルの量を測定しました。本来、クロロフィルは葉をつぶして有機溶媒で抽出してから分光光度計という装置で測るのですが、農学で利用されている非破壊的に測定できる装置(葉緑素計)を用いました。今後、授業で光合成の分野に入りますので、みんなでいろいろな種類の葉で測定したこの値を利用してみようと思います(草本と樹木、落葉樹と常緑樹の比較など)。この計測と同時に、葉が吸収する光(特にクロロフィルが吸収する光)についても同時に測定してみました。葉は特に赤と青の光の成分を多く吸収していることがわかります。葉があまり吸収しない緑色の光が多く私たちの目に届くので、葉は緑色に見えるのです。

 

 

  

  

 

 

 

〇太陽光のスペクトル(光を成分ごとに分けたもの)

〇葉を通した光のスペクトル(赤や青の光を葉が吸収。残っている右の方は遠赤色光)

 

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