白梅学園高等学校

SCHOOL INFORMATION

4/8 58期生入学おめでとうございます(歓迎の言葉)

 桜が咲き誇り、春の暖かい日差しが降り注ぐ季節となりました。

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。在校生を代表し、心よりお祝い申し上げます。

 今、みなさんは、どんな気持ちでこの場にいるでしょうか。新しい制服に身を包み、新しい仲間に囲まれ、何もかもが新鮮だと思います。それと同時に沢山の不安もあることでしょう。二年前の私も同じ状況でした。友達はおろか、顔見知りすらいませんでした。そんな私でも、今では当時からは想像できないくらい良い仲間を持つことができました。

 ここ白梅は、女子校です。最初は、自分の席から見て、前後左右、女子ばかりという光景に違和感を抱きますが、すぐに慣れるでしょう。中学生の頃、女子校なんて絶対行きたくないと思っていた私でも、女子校を楽しんでいるので安心してください。

 女子しかいないからこそ、どんなことも女子がやらなければいけません。例えば、生徒会執行部の役員や、各委員会の役職、これらすべて、女子によって構成されています。さらに文化祭や、体育祭で必要となる力仕事も、自分たちでこなしています。私は、これこそ良い環境だと思います。

 世間では、男女差別に関する問題が話題となっていますが、この女子校という場所をきっかけに、性別による偏見にとらわれず、沢山の経験を通して、個性を発揮していって欲しいと思います。

 このように白梅では、中学生の時よりも広く、そして深く、考えるきっかけが沢山あります。だからこそ、みなさんには多くのことに興味関心を向けていって欲しいです。何気なく、なんとなく過ごしているとあっという間に三年間が過ぎてしまいます。卒業式で、言葉では表せないくらい充実していたと言えるよう、一緒に学校生活を楽しんでいきましょう。

 最後になりますが、五十八期生のみなさん一人一人が白梅での学校生活を通して、自分らしく、輝いていくことを心からお祈りし、歓迎の言葉とさせていただきます。

 

 令和三年四月八日

                                 在校生代表                                (3年生・生徒会長)

 

 

 

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