白梅学園高等学校

SCHOOL INFORMATION

5/17 白梅の自然~ハチのルーティーン、高校生のルーティーン

何気なく見ている世界にも、科学はひそんでいます。
先日紹介した中庭では、ミツバチ(ニホンミツバチ&セイヨウミツバチ)が飛び回り、盛んに蜜や花粉を集めています。
シロツメクサの花は集合花で、一つの頭状花序(頭花)に小さな花(小花)がたくさんついています。
少し大きめのもの10個で一体小花が何個ついているか調べてみたら、平均77.6個でした。
この小花にハチが乗ると、中に隠れためしべやおしべが出てくるので、花に乗って口を差し込める昆虫でないと蜜のありかにたどりつけません。
ではハチはこのたくさんある小花の何個で蜜や花粉を集めているのでしょうか?

ある昼下がり、1匹のハチが20個の頭花に訪問して、その頭花の中の何個の小花で蜜・花粉を探しているか調べてみました。
ニホンミツバチで平均2.2個(最小1個~最大4個)、セイヨウミツバチで平均2.1個(最小1個~最大4個)でした。
せっかく訪問した花でも、たった2個くらいの小花だけ見て、すぐ次の頭花へ飛んでいってしまうのです。
実はミツバチは効率よく行動していることが研究から分かっています。
たぶん、1つの所でたくさん探すよりも、さっさと次へ移る方が効率が良いのでしょう。
それがハチの本能的に備わったルーティーン(決まった一連の行動)なのでしょう。

さて、高校生も「朝起きる時間」,「帰宅後に勉強を始める時間」,「寝る時間」の3点固定ができていると良いといわれます。
高校生になって1年生は、この行動のルーティーン(日課)が確立できているでしょうか?
さぁ、今週は初めての定期テストは4日間あります。
勤勉なハチのように、精一杯頑張ってください。

 

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