部活動 2020/10/05
自然科学部:ダイラタンシー
自然科学部では現在研究テーマを考えています。その間にいろいろな分野(物理・化学・生物など)の実験を体験しています。実験は新型コロナウィルス感染予防の観点にも注意して行っています。
今回は粉物シリーズ。『ダイラタンシー』の実験(物理分野)と『グルテンの抽出』(化学分野)を行いました。
ダイラタンシーとは、強い力を加えると固体のように、弱い力を加えると液体のようになる現象です。片栗粉に水を入れてギュッと握ると固くなり、手を開くとドロッと流れました。みんなで作ったものを集めたドロドロの片栗粉の上を、忍者のように素早く走ることができました。よく練って寝かしておいた小麦粉をガーゼに包んで水の中でもむと、デンプンが溶け出して、後に黄色っぽいネバネバした「グルテン」が取り出せました。
このグルテンがうどんの「コシ」の正体です。昔の人はこのグルテンに砂糖を加えて、ガムの代用としていたという話を聞いたことがあります。また、グルテンに少しデンプンを加えて焼くと「お麩(ふ)」になります。
ギュッと握ると固まる | 忍者のように走れます |
コシが出てきます |